福田 麻紀 プロフィール

1987年、南インド古典舞踊バラタナティヤムを桜井暁美に学ぶ。
1988年、渡印し、巨匠C.V.Chandrashekhar氏に師事。
以降、渡印を繰り返しながら関西を中心に活動し現在に至る。
インド、韓国、カナダに招聘され公演の機会を得る。
伝統を重んじる表現形式を踏襲しつつ、創作舞踊家としての活動も展開。
国内における南インド古典舞踊の後継者育成のため舞踊教室を開設。
朝日カルチャーセンター、P’SPOT14、JEUGIAカルチャーセンター、自宅教室などで、後進の指導にも積極的に取り組んでいる。
アムリッタ・ダンス・カンパニー主宰。

南インド古典舞踊 バラタナティヤムについて

元々は、南インドのヒンドゥー教の寺院で、デヴァダシと呼ばれる巫女が朝夕の勤行の供物として神々に捧げていた舞踊です。
20世紀の初頭になって、良家の子女の教養の一つとして巫女以外にも踊られるようになり、
現在は、インドを代表する古典舞踊、世界でも賞賛される舞台芸術の一つとして、世界中で愛好されています。

舞踊の動きと形は力強く直線的かつ厳格です。
インド神話などを表現する物語舞踊と、曲に合わせて基本の動きを組み合わせて表現するリズム舞踊があります。
指先や首、視線など身体の細部までを駆使した豊かな表現で、インド神話や心の機微を優美に表します。